必見!地震への備えのリスト、教科書的マニュアルby東京都
公開日:
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最終更新日:2016/04/18
天気・地震・防災
熊本の震災を受けて、震災に直面されている方はもちろん、火山の多い日本に住む以上、震災はいつでも、わが身に降りかかることだと思っておいてよいと思います。
とはいえ、地震に対して、何をすべきか、分からない。何か教科書や、備えのリストは無いのか?そこで、役にたつのが、東京都が出している「東京防災」という冊子です。今回、そこで紹介されている10個の備えをピックアップしてみました。
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震災が起きたときの対処法について、東京都が出している、「東京防災」という冊子があります。もちろん東京都を対象に書いてあるわけですが、もちろん今回の熊本の震災であっても、地震に対する備えや、地震後の対応を知るのに、とても役に立ちます。
震災を見て、これからの震災への備え、避難生活を送リ方など、とても役に立ちます。
東京防災
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/
中身は、こんな感じで、絵で書いてあるので、分かりやすいです。
個人的には、地震の多い日本に住んでいる方なら、一度は目を通しておいた方がいいのでは?というような内容です。
地震への備えリスト。今からやれる10のアクション
地震は、いつ起こるかわかりません。明日かもしませんし、今日かもしれません。そこで、「東京防災」今からやっておきたい10のアクションを抜き出してみました。
東京防災を読む暇がないという方でも、以下の10個は頭に入れておくだけでも、日常生活を送りながら、少しずつ備えができていくと思います。
1.日常備蓄をはじめよう
防災の備蓄だからといって、防災用のレトルト食品などを買いなさい。というわけではありません。それをすると、東急ハンズやホームセンターまで行かなくてはいけなくなり、備えが遅くなる人もいるでしょう。
もちろん、そうすれば完璧な備えで、よりよいのですが、日頃の買い物の中で、食品や生活必需品を少し大目に買い足しておくことからまずはじめましょう。
水の備蓄の仕方については、こちらの記事もご参照ください。
2.非常用の持ち出し袋を用意しておく
懐中電灯、毛布、食品、ラジオ、電池、ライター、ろうそく、カンきり、救急箱、軍手、水、、、など、をリュックに詰めて、玄関の近くに置いておきましょう。また、職場にも非常用の持ち出し袋を置いておくのおよいですね。普段使っている鞄の中にも、最低限必要なものを入れておくといいでしょう。持ち出し物の内容については、東京防災をご参照ください。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/matome2/?page=003
3.大切なものをまとめておく
いざ、逃げようという時に、通帳や印鑑、家族の写真などを探していては、逃げ遅れてしまいます。次のようなものは、あらかじめまとめておきましょう。- 家族の写真
- 免許証
- 年金手帳
- 貯金通帳
- 健康保険証
- 印鑑
- 株券
- お薬手帳
4.部屋の安全を確認しよう
地震での負傷者の30~50%は家の中で起きているようです。地震警報が鳴った際に、すぐに物がないところに移動できるように、なるべく部屋にものを置かないようにします。
避難経路が確保できるレアウトかどうか確認しましょう。ドア前に家具などがあると、倒れたときに、外に出られないので注意です。
ストーブ、ヒータも、地震で倒れるかもしれません。ヒーターは倒れては困る場所には置かないようにしましょう
5.家具の転倒防止をしよう
家具を、L字金物で止める、突っ張り棒を入れるなどして、転倒を防ぐようにしましょう。他にも、地震の際は、引出が飛び出るため、引出にラッチを付けるなどするとよいです。
窓の飛散防止用のフィルムを貼ったりすることも、ガラスでのけがを防げます。
6.家の耐震化をチェックしよう
お住まいの家の耐震への対応力をチェックしておきましょう。まず、住宅の耐震については、建築基準法が変わり、新耐震基準に変更になった1981年5月31日以前に建ったものかどうかをチェックします。
これ以前に建った建物であれば、低い耐震基準で建っている可能性が高いので、専門家の耐震診断を受けておくといいと思います。
悪ければもちろん耐震化の工事を考えた方が賢明です。
しかし、仮に、費用ないという場合でも、弱いことを知っておけば、地震が起きた時に、家から離れて、避難所に行くべきかという判断も付きやすくなります。
7.避難先を確認しよう
地震が来てから、避難先を確認していては、逃げ遅れてしまいます。避難所はもちろん、そこまでの経路、避難所以外にも、広い公園や、公民館、コンビニなどの場所もチェックしておきます。8.家族会議を開こう
もし地震が起きた際に、どうやってコミュニケーションをとるのか。離れ離れになった時にどうやって安否確認をし、どこに集合するのか、そんなことも事前に打ち合わせておくと安心です9.防災サービスに登録しよう
震災があった時に、どうやって情報を得るか。事前に、確認しておかなくては、いざ、震災というときでは遅くなります。スマートフォンのアプリ、ツイッターのインストール、公衆電話の場所の確認、災害用伝言ダイヤル「171」など、いろいろなサービスがあるこを知って、使い方まで頭にいれておくといいですね。
10.防災訓練に参加しよう
たまに、自治会やお住まいのマンションなどで、防災訓練はあっていませんか?せっかくの休みの日曜日、遊びに行きたい。そんな気持ちがあって、行っていない方もいるかもしれません。でも、その気持ちはぐっと押させて、一度、防災訓練に参加してみましょう。いざ、地震となった時に、自分だけでなく、大切な人を守るために役立つことがきっとあると思いますよ。
さいごに。
地震への備えとなると、忙しい毎日を送っている人は、「また来週。」と思ってしまうかもしれません。しかし、地震が来た時に後悔しないためにも、食料を大目に買い足すなど、日常生活の中で、できる範囲からでも、地震への備えをしていきたいですね。
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