富山県は日本一は、銅像、釣鐘!ががっちりマンデーで紹介の会社は?
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経営
今日のがっちりマンデーで、富山県の日本一!が取り上げられました。
なんと、シェア9割を持つ製品があるのだとか。その製品は、銅像や釣鐘をはじめとする銅器です。
高岡市で作られるので、高岡銅器と呼ばれます。今日は、その内容について、まとめてみます。
銅像なんて、そんなに今作られているの?
私の感覚としては、昭和時代は、銅像がよく作られていた気がしますが、最近は、そんなでもないのでは。。。と思ってしましました。
銅像といえば昔の偉人の銅像が浮かびますね。
小学校で作られる二宮金次郎の銅像もほとんどが高岡産らしいです。
最近では、大河の影響で、真田幸村像なんかも、作られているのではないでしょうか。
しかし、これだけだと、もうすでに、あちこちの公園や公共施設で設置されていて、新しく作られている気はしないかもしれません。
しかし、銅像って、それだけではないことに驚きました。
例えば、葛飾区亀有駅前にある両津勘吉の銅像、同じく葛飾区にあるキャプテン翼や、鳥取のゲゲゲの鬼太郎の銅像も高岡市で作られたと番組では紹介されていました。
実際番組では、葛飾区の亀有駅前にある両津勘吉の銅像の型も紹介されていましたよ。
他にも今では、有名人やスター選手の銅像の政策もあるようで、具志堅さんの銅像は、沖縄にありますと言っていました。
なるほど、銅像も新しい形となって、需要を生んでいるわけですね。
気になる銅像の価格は?というと、1体500万円くらいなのだとか。
あなたも作ってみますか?
なぜ、高岡市銅器の生産が盛んなのか?
高岡市だけで、銅像などの銅器を作る会社は、なんと100社以上あるらしいです。なぜ、富山県の高岡市で、これほどまでに銅器生産が盛んなのでしょうか。
はじまりは、江戸時代までさかのぼります。
江戸時代初期、時のお殿様、前田利長が7人の職人を大阪から連れてきたらしいのです。
これは、城下町を活性化させるための産業政策の一つだったとのこと。
このおかげで、銅器の生産が盛んにおこなわれるようになりました。
当時は、鍋や農具などの生産が盛んだったようですが、江戸も中期くらいになると、文化の向上で、寺院だけでなく、一般家庭にも仏具が買われるようになりました。
その波に乗って、ますます栄えていったようです。
釣鐘の生産で7割のシェアを持つ、老子製作所
番組では、釣鐘の会社が紹介されていました。その会社は、老子製作所といいます。
お寺の釣鐘のおよそ7割を作っている会社らしいです。
いろいろ有名なお寺の釣鐘も作られているそうですが、私が知っていたお寺だとあの比叡山延暦寺の釣鐘もこの会社で作っているそうです。
なぜ、シェア7割も取れるのか?
私のような素人考えですと、この科学が発達した時代、どうの釣鐘くらい、どこで作っても同じなのではないかと、一瞬浅はかな考えをしてしまいました。しかし、釣鐘は以外と複雑でした。
釣鐘をよく見ると、いぼいぼがたくさんついていたりしませんか?
これ、「乳」というそうなのですが、これは、煩悩の数108個もついているそうです。
さらに、釣鐘には、いろいろな装飾が施されていますよね。
番組で紹介されていた釣鐘には、龍の掘り込みなどの装飾がついていました。
結局こういったものを銅単体でかつ一体成型で作るわけですから、型を作るのは、かなり大変だということが分かります。
しかし、これが、シェア7割の秘密ではないのです。
釣鐘に大切なのは、音!
さらに、なぜ、7割ものシェアをもっているのかというと、音です。特に、長く響く余韻が大事らしいのです。老子製作所の金は、この音のよさと余韻が広く認められているようで、よその会社では、まねできるものではないようです。
音を変える要因になるのが、釣鐘の厚さや形、さらには、同を成型する温度なども影響するそうなので、このあたりは、長い経験の中で生み出されたものなのでしょうね。
歴史と伝統が生んだ技術ですね。
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