清原和博の全盛期。活躍の歴史。黄金期の清原選手はすごかった！

今日は、清原が、覚醒剤で逮捕されたというニュースで、新聞からテレビまで、清原三昧となっています。

 

清原を知らない時代の人からしたら、なぜ、DMMのCMに出ている強面のおじさんが、覚せい剤で逮捕されたくらいで、どの新聞も一面記事にするのか。

 

と思うかもしれません。

 

裏を返せば、それだけ、かつての清原は、すごかったということです。

 

 

さて、今日は、そんな清原選手の歴史をまとめてみました。

 

 

西鉄ライオンズの黄金時代に、4番清原あり

 

1986年清原は、高校卒業後、運命のドラフトで、西武ライオンズに入団します。

 

ちなみに、本人の希望は、のちに入団する巨人だったそうです。

 

しかし、西武ライオンズに入ってからの清原の活躍は、すごかったのです。

 

高卒新人として、歴代最高記録を残して、新人王を獲得します。

 

その時の記録は、本塁打31本、打率.304、打点７８と、プロベテラン顔負けの記録なのです。

 

また、この年の行われたオールスターゲームでも、高卒の新人でありながら、ファン投票1位で、オールスターに出場。

 

高卒新人が、オールスターに出たのは、史上4人目だったそうですが、オールスターゲームの中で、安打、本塁打を打ったのは、清原が初めてとのこと。

また、この年の日本シリーズでは、打率.355でシリーズ首位打者でかつ、最多安打を記録するのです。

 

こちらの動画は、 １８歳１１か月次点のホームラン競争のシーン

新人時代の怪物っぷりが分かります。


 

この年、西鉄ライオンズも、日本一となりチームの優勝にも貢献します。

 

プロ一年目から、プロを代表する選手となったのです。

 

このような、プロデビューを飾り、また、清原の活躍とともに、西鉄ライオンズも黄金期を迎えるのでした。

 

その西鉄ライオンズの4番を清原が10年間ずっと務めてきたのです。

 

このころの活躍を私も球場で見ていましたが、3番秋山、4番清原、5番デストラーデと、AKD砲と言われた、この3打者が続く会の球場の活気は、ものすごかったことを覚えています。

 

巨人に移籍

 

1996年にフリーエージェントで、巨人に入団しました。

 

高校時代から、あこがれていた巨人でプレーしてみたい。という想いもあったそうです。

 

開幕から、4番を務めて、活躍します。

 

翌年は、3番清原、4番松井秀樹とで、巨人を盛り上げました。

 

プロ入りから13年連続20本塁打という日本記録を達成しました。

 

松井秀樹が清原について語っています。

 

このころから、清原は故障が目立ってきます。

 

実は、このころから、下半身の故障やケガに悩まされていくのでした。

 

それでも、巨人5年目となり、5年契約の最終の年となる2001年には、打率.298　本塁打29本、打点121と巨人入団後、自己最高記録を出し、大幅に年棒がアップし、さらに4年契約をすることになりました。

 

しかし、その後、2002年は、さらに故障が続き、出場数が55試合となてしまいます。

 

しかし、それでも、清原、打率.318、本塁打は、12本。この年、長嶋の現役通算本塁打数「444本」に並んだのです。

 

しかも、その444本に並ぶ時の本塁打は、その試合を開設していた長嶋さんの目の前で放つのでした。

 

その後、ケガに苦しみながらも、2004年には、史上31人目となる2000本安打を達成しました。しかし、成績は、だいぶと低迷してしまいました。

 

清原の風貌が変わった

今の清原は、とても強面な印象を与える風貌ですよね。しかし、昔の清原は、そんな雰囲気はなかったのです。

 

どのあたりがきっかけで変わったのかな。。。

 

と思っていたところ、どうも転換期は、2005年のようです。

 

ケガにも苦しみ、成績も低迷し、いろいろと苦労があったのかもしれません。少し心の状況が変わってきたようで、それが、身なりにも現れ始めるのです。

 

2005年に入ると、清原は、両耳にダイヤのピアスを付けるようになります。無精ひげも生やすようになり、球団OBなどから評判が悪くなります。

 

このとき、私は、ふとスターウォーズのある部分を思い出しました。

 

ダースベイダーとなったアナキン・スカイウォーカーが、ものすごい才能を持って、ジェダイとして活躍するものの、あるネガティブな出来事を境に、ダークサイドに落ちていく。。。そして、ダースベイダーとなってしまうという話です。

 

前代未聞の類まれなる才能と能力を持った選手が、何かネガティブなことがきっかけで、ダークサイドに落ちてしまったのでは。。。

 

清原は、のちに自著の「男道」で、「巨人軍に契約交渉の席で煮え湯を飲まされ、その悔しさを忘れないために刺青の代わりにつけた」と書いているそうです。


 

この年、史上8人目の通算500本安打達成するものの、しかし、7番打者となってしまったことが原因なのか、ホームラン後にチームメンバーやベンチのコーチとのハイタッチを拒否するような事件が発生。

 

そして、その前に大きなケガもあったことから、結局、シーズンを待たずに戦力外通告を受けることになります。

 

その後は、清原の地元のオリックスに入団。そして、2008年10月1日京セラドームでのオリックスのシーズン最終戦。清原の引退試合となりました。

 

清原の引退試合では、試合開始前、対戦相手チーム監督の王貞治から、花束を贈られれ、王さんは、「生まれ変わったら、同じチームでホームラン競争しよう」と清原に言ったとそうです。

 

また、試合では、相手チームの杉内は、4打席18球すべて直球を投げました。

清原選手最終打席

清原も、第三打席で、現役最後の安打を打つのでした。

 

試合終了後のセレモニーでは、オリックスの選手会長、阪神の金本から、花束贈呈。そして、巨人時代から清原が、入場テーマとして使用していた長渕剛の「とんぼ」を長渕剛自身が、生演奏で熱唱したそうです。

 

清原も最後に、「今日、引退させて戴きます。全国のプロ野球ファンの皆様、23年間、応援どうも有難うございました」と涙ながらに締めくくるのでした。

清原選手の引退セレモニー


 

詳しくは、清原選手のDVDも参考になります。



 

まとめ

プロに入るや否や、新人一年目から、ものすごい成績を残した清原選手。

 

新人一年目から、ベテランの選手を圧倒し、4番を務めていくわけですから、本当に伝説的な人です。

 

ケガに悩まされながらも、何度も、立ち上がり、プロを23年間続けてこられたということは、大変すごいことだと思います。

 

それだけに、私が子供の時のヒーローが、次第に、風貌が変わっていき、そして、今回の覚せい剤のニュースは残念です。

 

また、いつか復活して、今度は野球とは違った形で、また活躍する姿を見せて頂けたら。。。

 

ブログを書いていてそんな気持ちになりました。