福士加代子、リオ出場までの厳しいマラソンの経歴。長距離の輝かしい記録。

リオデジャネイロオリンピックに、出場を決めた福士加代子さん。

 

「リオ決定だべ！よろしくお願いします！」

 

という慶びの声で、日本中があかるくなりました。

 

今回の2016年の大阪国際女子マラソンお記録は、日本陸連が、定める派遣設定記録（２時間２２分３０秒）を上回る記録ができました。

 

その記録は、２時間２２分１７秒で優勝。

 

日本陸連、文句なしの成績で、オリンピックでのメダルも期待できますね。

 

さて、この福士加代子さん。マラソンだけではなく、長距離の選手でもあり、いろいろな記録をお持ちです。

 

実は、長距離ですごい記録をもっています。一方、マラソンでは、今回のリオ出場までに、本当に10年近くの苦労があるようでした。

 

今回、リオ出場までをまとめてみました。

 

 

みちのくの爆走娘、福士加代子さんのプロフィール

 

福士加代子さんは、マラソン選手だけでなく、長距離走の選手でもあります。

 

今所属している会社は、ワコールです。

 

1982年3月25日生まれ（33歳）で、出身地は、青森県北津軽分板柳町です。

 

30歳超えているのに、フルマラソンでオリンピック。凡人には考えられない体力です。

 

今日のリオ決定の時に、「リオ決定だべ！よろしくお願いします！」と言っていたのは、青森出身だからということですね。

 

身長は、161 cm、体重は45kgと、女子としては、身長も高い方でしょうか。

 

モデルさんのような、体系ですね。

 

通称が、おもしろく、「みちのくの爆走娘」と言われているそうです。

 

いろいろと下ネタな発言なども、よくされるそうで、かなり、おもしろいマラソン選手です。

 

引退後は、芸能界も行けそうですね。

 

彼氏は、というと、トライアスロンの山本良介選手らしいです。

 

長距離選手としてとてもすごい経歴を持つ選手

 

福士さんは、もともと、長距離の選手なのです。

 

2010年の5月末時点で、3000mと5000mで日本記録を持っています。

 

さらに、ハーフマラソン、10kｍ、15kｍでは、アジア記録を持つという、大変すごい選手なのです。

 

もちろん、長距離種目でオリンピックにも出ています。

 

2004年のアテネ、2008年の北京、1012年のロンドンと3回続けて、長距離選手で日本代表に選ばれている選手なのです。

 

実は、マラソンへの出場を、10年近く前から狙っていた

 

そんな優れた長距離選手なのですが、マラソンへの出場も早い段階から考えていたようです。

 

2007年に突如マラソンに転向して、北京オリンピックを目指す可能性を発表。

 

2008年の1月に開催された大阪国際女子マラソンに、マラソンで初めて出場したが、30キロあたりで、急激にペースダウン。19位に終わってしまった。

 

マラソンの経験が少ないことによるペース配分ミスとうことを有森裕子から指摘をうけた。

 

福士さん本人も「当時はマラソンを甘く考えていた。反省している」と語っていたという。

 

結局、北京オリンピックは断念することになりました。

 

初マラソンの失敗から、なかなか伸び悩むマラソンの記録

 

その後、またしばらく長距離やハーフマラソンを走っていましたが、2011年9月、2度目のマラソンとなるシカゴマラソンに出場します。

 

今回は、自己ベストの3位でゴール。しかし、まだ、日本記録に5分以上及びませんでした。

 

でもあきらめません。

 

2012年1月、次は3度目となるロンドンオリンピックの選考レースである大阪女子マラソンに出場します。

 

これは、2008年に出場し、19位となり、悔しい思いをしたレースです。

 

しかし、残念ながら今回も、前半ハイペースで、先頭集団についていっていましたが、26㎞地点あたりから、失速。

 

結局、9位となり、またもや、ロンドンオリンピックは絶望的になったのでした。

 

しかし、ロンドンオリンピックには、長距離の代表として出場し、日本女子では、長距離種目で、3大会連続代表は、史上二人目の快挙をなしとげました。

 

このままマラソンでは結果がでないのか？

 

このまま、マラソンでは、オリンピックに出れないのか。大した記録を残せないのか。

 

ふつうなら、もう、あきらめてしまうでしょう。

 

しかし、まだチャレンジします。そして、とうとう結果がでるのです。

 

2013年1月の大阪国際女子マラソンに、再び出場します。

 

あの、北京、ロンドンの両方のオリンピック選考レースで、失敗してしまったレースです。

 

しかし、今回は違いました。今回は、日本時最高の2位に入ることができたのです。

 

これにより、福士さんは、自身はじめてとなる女子マラソン日本代表に選出され、世界陸上への切符を手に入れました。

 

そして、この世界陸上モスクワ大会では、3位入賞、銅メダルを獲得するのです。

 

その後、2014年にベルリンマラソンに出場。6位に終わりましたが、日本女子としてはトップでした。

 

2015年は、けがのため、選考会にはでず、この年のシカゴマラソンで、優勝。

 

そして、今回、2016年のリオデジャネイロオリンピックの選考です。

 

あの因縁の大阪女子マラソンで、中盤ぶっちぎりの独走を見せ、派遣設定記録を突破する2時間22分17秒で優勝したのです。

 

まとめ

福士さんは、長距離の選手として輝かしい成績を残した一方で、マラソンでは、とてつもない苦労をされています。

 

特に、大阪国際女子マラソンは、初めて出て19位、2度目出て9位、3度目で日本人トップの2位。そして、今回のリオの選考が、4度目となりますが、ここでぶっちぎりの1位。

 

本当にこの努力、すごすぎます。調べてみて、ますます、応援したくなりました。